興味について
“いい音楽は全部ききたい。いい景色は全部みたい。”
それがちょっと前まで自分の行動の源だった。
30歳を超え、今月32歳になった。
最近は“いい音楽が聴けるかもしれない”という気持ちで、見ず知らずのライブに出向く事もなくなった。
“新しい感情を抱くかもしれない”という期待で見ず知らずの場所に行く事もなくなった。
逆に、なにか新しいものを観ると、聴くと、触れると、その粗探しをするようになったのでたちが悪い。
この変化は何なのか。
今日飲み屋で出くわした知人とそんな話になった。
自分の造詣が深くなって容易に満足しなくなったのか。
周囲に目新しい革新性のあるものが減ったのか。
それとも自分の感受性の衰えなのか。
または、それらが複合的に絡み合い、
自分の経験が自分を厚い膜で覆い、自分にないもの、自分が未体験なものを拒絶するようになったのか。
いろいろなものに興味を持つ事ができなくなった自分に焦りを持つとともに、色々なものに興味をもたなくても良いのではないかと思う自分に今日は驚きを感じた。
30代になると、関心が掘り下げる方向に向かうのかもしれない。
いや年齢は関係がないのかもしれないけど、
この変化をどうとらえていいかわからないので、とても久しぶりにブログを書いた。
書いたらなにか答えが出るのか。
そう思って暫く続けて書いてみようと思います。